2011-04-12 Cp.14 - Concluding remarks "Dendrites" 2nd edition 樹状突起は多様な受動的,能動的膜特性を備えている. 電位依存性チャネルはすべての神経細胞の樹状突起から見つかっており,cell-specificな違いがタイプ,特性,分布に存在する.加えて受動的膜特性は細胞種によって異なり,さらにその位置も単一細胞内で異なっている. backpropagationと樹状突起スパイクは多くの細胞種で起こり,そこでは樹状突起での神経伝達物質放出やシナプス可塑性などの機能を仲介している. 細胞種を越えた樹状突起の興奮性の機能についての普遍化は,異なる神経細胞で振る舞いが広範囲に渡ることが予想されるため困難である. この多様性を研究することとその結果によって,我々は個々の神経細胞が特定の計算処理を行っている方法をより理解するだろう.