Cp.14 - Action potentials are initiated in the axon

  • 活動電位は”initial segment spike(IS spike)”と”somato-dendritic spike(SD spike)”成分から構成され,ISスパイクは常にSDスパイクより先に発生する.

 ■ Fig 14.4 軸索での活動電位発生

    • A: 小脳プルキンエ細胞の軸索と細胞体でのsimultaneous patch-clamp recording.平行線維(上)と登上線維(下)をシナプス刺激した.どちらの場合も軸索で先に活動電位が観察され,これは直接的に軸索で活動電位が発生することを示している.
    • B: 黒質ドーパミン細胞の樹状突起と細胞体でのsimultaneous patch-clamp recording.計測した細胞のうち,樹状突起が先に発火するものと細胞体が先に発火するものが半分ずつ存在した.しかしバイオサイチン染色を用いて構造を観察したところ,樹状突起が先に発火するタイプの細胞は樹状突起から軸索が生えていることが明らかになった.
  • いくつかの実験から,細胞種によって最初の発火が軸索起始部(axon initial segment)で起こるものとひとつめのランビエ絞輪で起こるものが方向されており,どちらが本当かはまだ議論がある.